近年、テレビやSNS、動画などでダンスを目にする機会が増えています。
K-POPやアーティストのダンスをきっかけにダンスを始めたり、SNSで活躍するダンサーに憧れてレッスンに通い始めたりする方も多いのではないでしょうか。
そんな日本のダンスシーンの中で、大きな注目を集めているのが、
D.LEAGUE(Dリーグ)
です。
名前を聞いたことはあっても、
「Dリーグって一体何?」
「普通のダンスコンテストとは違うの?」
「どんなダンサーが出ているの?」
など、詳しいことまでは知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
D.LEAGUEは、ダンサーたちが主役となり、チームとしてパフォーマンスを競い合うプロダンスリーグです。
そしてD.LEAGUEの誕生によって、ダンスを「習う」「趣味として楽しむ」「アーティストの後ろで踊る」といった楽しみ方だけではなく、プロダンサーが一人の選手として注目される新たな舞台が広がっています。
実際にダンススタジオでも、「D.LEAGUEに出てる○○チームの○○さんが好き!」など、会話のなかでD.LEAGUEが登場することが多いです。
今回は、そんなD.LEAGUEとはどのようなものなのか、その成り立ちや魅力、そしてダンスを習っている子どもたちにとってどのような存在なのかまで、わかりやすくご紹介していきます。
D.LEAGUE(Dリーグ)とは?
D.LEAGUEは、日本で誕生したプロダンスリーグです。
運営を行う株式会社Dリーグは2020年に設立され、日本のストリートダンスの発展と普及、ストリートダンスのプロフェッショナルの創出、そしてアート・スポーツ・ビジネスというさまざまな面で新しい価値を生み出すことを目指してスタートしました。
そして2021年1月から、D.LEAGUEの最初のシーズンとなる 「20-21 SEASON」が開催されました。
これまでダンサーが活躍する場所といえば、ダンスコンテストや舞台、ミュージカル、アーティストのバックダンサー、振付師、インストラクターなど、さまざまな形がありました。
もちろん、現在もそうした場所はダンサーにとって大切な活躍の場です。
D.LEAGUEの大きな特徴
「ダンサー自身が主役となる」
チームやダンサーを応援し、パフォーマンスを観戦し、シーズンを通して勝敗を楽しむ。
サッカーや野球などのプロスポーツを応援するように、ダンスそのものをエンターテインメントとして楽しめる新しい文化が生まれています。
D.LEAGUEが誕生した背景
日本では以前からストリートダンス文化が発展し、世界で活躍する日本人ダンサーも数多く存在しています。
一方で、一般的にはダンサー個人の名前や活動まで広く知られる機会は、決して多いとはいえませんでした。
「この人は誰なんだろう?」
アーティストの後ろで踊っているダンサーを見て、このように思った経験がある方もいるのではないでしょうか。
高い技術や表現力を持っていても、ダンサー自身にスポットライトが当たる機会は限られていました。
D.LEAGUEは、そんなダンサーたちがメインとなって活躍できる新しい世界を作り、ダンスに取り組む人たちにとっての「憧れの舞台」を生み出すことを目指しています。
株式会社Dリーグが掲げるミッション
「ダンスで世界を変える」
言葉を使わなくても、身体の動きや音楽、表情によって人の心を動かすことができるのがダンスです。
年齢や国籍、言語などを越えて楽しめるダンスだからこそ、大きな可能性があるのではないでしょうか。
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D.LEAGUEはどんな風に競うの?
D.LEAGUEでは、複数のプロダンスチームがシーズンを通してパフォーマンスを競い合います。
ここが、1日または数日間で優勝者を決定する一般的なダンスコンテストとの大きな違いです。
「ROUND」と呼ばれる舞台がシーズンを通して開催され、それぞれのチームが作品を披露します。
そこでは単純に、
「難しい技がたくさんできたチームが勝つ」
というわけではありません。
ダンスの技術はもちろん、
など、さまざまな要素が組み合わさって一つのパフォーマンスが作られます。
同じ「ダンス」という表現でも、チームによって作品の雰囲気は大きく異なります。
迫力のあるパフォーマンスを得意とするチームもあれば、美しい身体のラインや繊細な表現が印象的なチーム、個性的な世界観を前面に出すチームなど、それぞれに異なる魅力があります。
だからこそ、ダンスの詳しい技術が分からなくても、まずは 「この作品好き!」 という感覚から楽しむことができます。
「Dリーガー」ってどんな人?
D.LEAGUEに所属し、舞台で活躍するプロダンサーは「Dリーガー」と呼ばれます。
Dリーガーには、それぞれ異なるダンスのバックグラウンドを持ったダンサーが集まっています。
HIPHOP / JAZZ / LOCK / POP / HOUSE / KRUMP / WAACK
一つのジャンルを長く追求してきたダンサーもいれば、複数のジャンルを取り入れながら独自のスタイルを作っているダンサーもいます。
それぞれの個性を持ったダンサーが一つのチームとなり、作品を作り上げていく。
「個人の魅力」+「チームとしての魅力」
D.LEAGUEでは、その両方を楽しむことができます。
こんな楽しみ方も!
最初はチームを応援していたけれど、観ているうちに「このダンサーの踊りが好き!」とお気に入りのDリーガーが見つかることも。
反対に、好きなダンサーをきっかけに、そのダンサーが所属するチーム全体を応援するようになることもあります。
D.LEAGUEの見どころは「ダンスだけ」ではない!
D.LEAGUEを初めて観る方にぜひ注目してほしいのが、ダンス以外の部分です。
✓ どんな音楽を使っているのか
✓ どんな衣装を着ているのか
✓ どのようにフォーメーションが変化しているのか
✓ どんな物語や世界観が表現されているのか
一つの作品をよく見てみると、たくさんの工夫が詰め込まれています。
例えば、全員が一斉に動くことで迫力を生み出したり、一人のダンサーだけを目立たせることで視線を集めたり、音楽の変化に合わせて作品の雰囲気を大きく変えたり。
こうした演出を意識して観るようになると、ダンス作品の楽しみ方がさらに広がります。
ダンスを習っている方なら…
「この音の取り方かっこいい!」
「このフォーメーション面白い!」
「この動きを自分もやってみたい!」
など、レッスンにつながる発見が見つかるかもしれません。
ただ観戦するだけでなく、ダンスを学ぶための刺激にもなるのです。
ダンスに詳しくなくてもD.LEAGUEは楽しめる?
もちろん楽しむことができます。
「ダンスを観るなら、ジャンルや技の名前を知っていないと楽しめないのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、最初から専門的な知識を覚える必要はありません。
「かっこいい!」
「すごい!」
「この世界観が好き!」
「このチームをもっと観てみたい!」
と思うだけでも十分です。
何度も観ているうちに、「このチームはこういう雰囲気が得意なんだ」「このダンサーの動きが好きかも」「自分はこういうダンスが好きなんだ」と、少しずつ自分の好みが分かってくるはずです。
これは、これからダンスを始めてみたい方にとっても大きなメリットです。
「ダンスを習いたいけれど、何を習えばいいのか分からない」
という方にとっても、いろいろなダンサーや作品を観ることは、自分が踊ってみたいスタイルを見つけるきっかけになるでしょう。
D.LEAGUEによって広がる「プロダンサー」という未来
D.LEAGUEの大きな魅力のひとつが、ダンサーを目指す人たちに新しい未来を見せてくれていることです。
これまで「将来ダンスを仕事にしたい」と考えたとき、
・ダンスインストラクター
・バックダンサー
・振付師
・舞台やテーマパークのダンサー
などを思い浮かべる方が多かったかもしれません。
もちろん、これらは今も素晴らしいダンサーの仕事です。
D.LEAGUEの誕生によって見えてきた新たな目標
「プロリーグで活躍するDリーガーになる」
という新たな選択肢や目標が見えるようになりました。
ダンサーの名前や顔を知り、その人のダンスを応援する。
そして、子どもたちがDリーガーを見て、
「いつか自分もあの舞台で踊りたい」
と思う。
こうした環境が広がっていくことは、これからのダンス文化にとって非常に大きな意味があるのではないでしょうか。
子どもたちにとって「憧れのダンサー」がより身近に
ダンスを習っている子どもたちにとって、目標となる存在がいることは大きなモチベーションになります。
サッカーを習っている子どもがプロサッカー選手に憧れたり、野球を習っている子どもがプロ野球選手を目標にしたりするように、
「将来Dリーガーになりたい!」
と考える子どもたちが増えていくかもしれません。
そして現在は、D.LEAGUEだけでなく「SD.LEAGUE(STUDIO D.LEAGUE)」という大会も行われています。
SD.LEAGUEとは?
全国のダンススタジオに所属する小学生・中学生・高校生などの世代を対象とし、「日本一のダンススタジオ」を決定する大会です。
全国を複数の地区に分けて予選が行われ、そこを勝ち抜いたチームがFINALへ進みます。
つまり、D.LEAGUEでプロダンサーを見るだけでなく、若い世代のダンサー自身が大きな目標を持って挑戦できる環境も広がっているのです。
「見る側」から「踊る側」へ。
さらに、その先にプロとして活躍する未来へ。
ダンスを習う子どもたちにとって、夢につながる道が以前よりも見えやすくなってきているのかもしれません。
D.LEAGUEを観るとダンスがもっと楽しくなる!
D.LEAGUEの楽しみ方に決まりはありません。
♡ 好きなチームを探してみる
♡ お気に入りのDリーガーを見つける
♡ 衣装や音楽に注目してみる
♡ 振付やフォーメーションを研究してみる
自分がダンスを習っているのであれば、
「この表現を自分のダンスにも取り入れてみたい」
という視点で観てみるのもおすすめです。
同じ作品でも、何に注目するかによって見え方は大きく変わります。
最初は「なんとなく観てみた」という方でも、いつの間にか好きなチームやダンサーができているかもしれません。
よくある質問
Q1. D.LEAGUEは普通のダンスコンテストと何が違うの?
D.LEAGUEは、プロダンスチームがシーズンを通して競い合うプロダンスリーグです。
一般的なダンスコンテストは1日や数日間で結果が決まることも多いですが、D.LEAGUEでは複数のROUNDが行われ、チームやダンサーを継続して応援できるのが大きな特徴です。
また、ダンスの技術だけでなく、振付や構成、音楽、衣装、表現力、作品の世界観など、さまざまな要素を楽しむことができます。
Q2. ダンスをやったことがなくてもD.LEAGUEは楽しめますか?
もちろん楽しむことができます。
ダンスのジャンルや技の名前を知らなくても問題ありません。
「この作品かっこいい!」「この音楽が好き!」「このダンサーの踊りに目がいく!」など、最初は自分の感覚で楽しむだけでも十分です。
何度も観ていくうちに、自分が好きなチームやダンサー、ダンススタイルが少しずつ見つかってくるでしょう。
Q3. Dリーガーになるにはどうしたらいいですか?
Dリーガーになるためには、まずダンスの技術や表現力を磨き、それぞれのチームが行うオーディションなどに挑戦していく方法があります。
ただし、必要なのは技術だけではありません。
チームとして作品を作るための表現力・個性・対応力・チームワークなども大切になります。
D.LEAGUEを観ながら、憧れのダンサーの動きや表現を研究してみることも、将来を目指すうえで良い刺激になるでしょう。
Q4. 子どもでもD.LEAGUEを目標にすることはできますか?
もちろんです。
ダンスを習っている子どもたちにとって、Dリーガーは将来の目標や憧れとなる存在のひとつです。
また、全国のダンススタジオに所属する小学生・中学生・高校生などが参加する
「SD.LEAGUE(STUDIO D.LEAGUE)」
も開催されています。
まずはレッスンを楽しみながら基礎を身につけ、いろいろなジャンルや作品に触れて、自分らしいダンスを見つけていくことが大切です。
Dリーガーのようにかっこよく踊りたい方は「ハウスダンスコース」でダンスを始めよう!
まとめ|D.LEAGUEから広がるダンスの新しい可能性
D.LEAGUEは、プロダンサーたちがチームとして作品を作り、シーズンを通して競い合うプロダンスリーグです。
しかし、その魅力は単に「どのチームが勝つのか」ということだけではありません。
一人ひとりのダンサーが主役となり、その技術や個性、表現力を多くの人に届けることができる場所。
そして、ダンスを習っている子どもたちが夢を描ける場所でもあります。
「こんなダンサーになりたい」
「いつか自分もこの舞台に立ってみたい」
ダンスには、正解が一つしかないわけではありません。
力強いダンスが好きな人もいれば、繊細な表現が好きな人もいます。
音楽との一体感に惹かれる人もいれば、振付や世界観に魅力を感じる人もいます。
D.LEAGUEには、そんなダンスのさまざまな魅力が詰まっています。
まだD.LEAGUEを観たことがないという方は、まずは気になるチームやダンサーのパフォーマンスを一つ観てみてはいかがでしょうか。
「こんなダンスもあるんだ!」
という新しい発見が生まれるかもしれません。
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