ダンスには様々なジャンルがあります。
今回ご紹介するロックダンスは、数あるジャンルの中でも特に人気が高いと言われているダンスジャンルの一つといえます。
ただ、『ロックダンスってどんなジャンルですか?』という質問をいただくことが多いです。
ロックダンスとはどんなジャンルなのか、動きはどんな特徴があるのか、
この記事では、ロックダンスの魅力や特徴を歴史、動き、音楽、必要なスキルといった視点からわかりやすく解説していきます。
他のジャンルとも比較していきますので、ダンスを習いたいけどジャンルで迷っている方にもヒントになれば幸いです。
ロックダンスとは?
ロックダンスとは、ファンクミュージックに合わせて踊られるストリートダンスの一種です。
1970年代のアメリカで生まれたダンスです。
ロックダンスは「ROCK」ではなく「LOCK」に由来しています。音楽のリズムに合わせて激しく動いていた身体を、カギをロックするように一瞬で止める動作が特徴です。
また、ポッピングやブレイキンと並び、『オールドスクールダンス』の代表的なジャンルの一つと言われています。
ロックダンスは、激しく動いたあとに突然ピタッと止まったり、コミカルな動きや大きなリアクションを取り入れたりすることで、見ている人を楽しませるエンターテインメント性の高いダンスとして発展していきました。
近年、ロックダンスはメディアでも目にする機会が多く、メディアでよく見るものはロックダンス単体というより、振付の中にロックの要素が入っている場合が多いです。
よくメディアで見るロックダンスは、どのように振付の中に取り入れられているのか見ていきましょう!
近年よく見るロックダンスの例
1. K-POPやアーティストの振付
腕を大きく回す「トゥエル」、指を差す「ポイント」、一瞬止まる「ロック」などが、サビやキメの振付に入っていることがあります。
特に、明るい曲・ファンキーな曲・レトロ感のある曲で使われやすいです。
アーティストではAKB48さんの『根も葉もRumor』のなかでロックダンスの振り付けが取り入れられています。
2. テレビ番組やダンスバトル
ロックダンスは見た目が分かりやすく、止め・表情・リアクションが大きいので、ダンスバトルやショーケースでも映えやすいジャンルです。
近年はDリーグやSNSをきっかけに、ストリートダンス全体への注目も高まっています。
3. CMやイベントの振付
ロックダンスは明るく楽しい印象を出しやすいため、CM・企業イベント・テーマパーク系のショーなどでも取り入れられやすいです。
特に「ポイント」や「トゥエル」は、見た目で伝わりやすい代表的な動きです。
4. SNSの踊ってみた動画
ロックダンスは、動きがキャッチーで見ている人にも伝わりやすいため、短い動画でも使いやすいです。
最近はK-POPや流行曲に合わせて、ロックダンス風の振付を踊る動画も見られます。
ロックダンスの中でも種類がある
- ①オールドスクールロック
昔ながらのファンク感やベーシックを大切にしたロックダンス - ②ファンキーロック
ノリやグルーヴを強調したスタイルのロックダンス - ③ショーケースロック
舞台映えや構成を重視したロックダンス - ④フリースタイルロック
即興性や個性を活かしたロックダンス
順番に細かく見ていきましょう。
①オールドスクールロック
ロックダンス本来のベーシックやカルチャーを大切にするスタイルです。
代表的な動きとして、以下のようなものがあります。
- 1.ロック
- 2.ポイント
- 3.トゥエル
- 4.スクービードゥー
- 5.ストップ&ゴー
一つ一つの動きを具体的に見ていきましょう!
1. ロック
ロックとは、ロックダンスを象徴する代表的な動きです。
踊っている流れの中で、一瞬ピタッと身体の動きを止めることをいいます。
「Lock=鍵をかける」という意味があるように、動きに鍵をかけたように止まることから、この名前がついたと言われています。
ロックダンスでは、ただ止まるだけではなく、音楽のアクセントに合わせてしっかり止めることが大切です。
この止めの動きがあることで、踊りにメリハリが生まれます。
2. ポイント
ポイントとは、指を差すような動きのことです。
ロックダンスの中でもとても分かりやすく、見ている人にも印象に残りやすい動きです。
前や横、上など、さまざまな方向に指を差すことで、音楽のアクセントや自分の感情を表現します。
ポイントは、ただ指を差すだけではなく、顔の向きや目線、身体の角度も大切です。
どこを指しているのか、何を伝えたいのかが見えるように踊ることで、よりロックダンスらしい表現になります。
3. トゥエル
トゥエルとは、腕をくるっと回すような動きです。
ロックダンスでは、ポイントやロックの前後につなぎとして使われることも多い動きです。
手首や肘だけで小さく回すのではなく、腕全体を使って大きく見せることが大切です。
トゥエルが入ることで、踊りにスピード感や華やかさが出ます。
また、ロックダンス特有のファンキーな雰囲気を出すためにも重要な動きです。
4. スクービードゥー
スクービードゥーとは、足を前に出しながらリズムに乗るステップです。
ロックダンスの中でもよく使われる基本ステップの一つです。
足を出すだけではなく、膝を柔らかく使いながら身体全体でリズムを取ることが大切です。
スクービードゥーは移動しながら踊ることもできるため、振付の中で流れを作る時にも使われます。
明るく軽快な印象を出しやすいステップです。
5. ストップ&ゴー
ストップ&ゴーとは、その名前の通り「止まる」と「動く」を組み合わせた動きです。
ロックダンスらしいメリハリを表現するためにとても大切な動きです。
動いている途中で一瞬止まり、またすぐに動き出すことで、音楽のリズムやアクセントをはっきり見せることができます。
ストップ&ゴーでは、止まる瞬間の強さと、動き出す時のスピード感が重要です。
この切り替えがはっきりしているほど、ロックダンスらしいかっこよさが出ます。
ロックダンスは元々クラブやパーティー文化の中で広がったダンスであり、観客を楽しませることが大切にされてきました。
そのため、技術だけではなく「楽しそうに踊ること」や「音楽を感じること」がとても重要です。
②ファンキーロック
ファンクミュージックのノリやグルーヴを強調したスタイルです。
ロックダンスは「止める動き」が特徴ですが、ただ止まるだけではなく、その前後のリズムやノリがとても重要になります。
ファンキーロックでは、以下のようなことが大切です。
- ・膝を柔らかく使う
- ・身体全体でリズムを感じる
- ・音楽に対してリアクションを返す
また、表情や観客とのコミュニケーションも重視されるため、見ている人を巻き込むような楽しさがあります。
③ショーケースロック
舞台やイベントで披露されることを前提に構成されたロックダンスです。
大人数で踊ることも多く、以下のような点が重要になります。
- ・フォーメーション
- ・動きの揃い方
- ・舞台映え
- ・見せ場
ロックダンスはコミカルな動きが特徴でもありますが、ショーケースではその楽しさに加えて「魅せる力」も求められます。
最近ではK-POPやアーティストのバックダンサーの振付の中にもロックダンスの要素が入っていることがあります。
④フリースタイルロック
音楽に合わせて即興で踊るスタイルです。
ロックダンスは元々フリースタイル文化から発展したダンスのため、即興で踊ることもとても大切です。
フリースタイルでは、以下のような力が必要になります。
- ・音楽を聴く力
- ・リズム感
- ・瞬時に動きを組み合わせる力
- ・自分らしい表現
また、同じロックという動きでも、人によって止め方や見せ方が違うため、個性が出やすいジャンルともいえます。
このようにロックダンスの中でも細かく種類が分かれていることから、ロックダンスと一言でいっても様々なスタイルがあることが分かります。
次に、ロックダンスの動きの特徴を見ていきましょう。
ロックダンスの動きの特徴
ロックダンスでは、以下のような要素がとても重要になります。
- ・リズム感
- ・止めの動き
- ・大きなリアクション
- ・音楽との一体感
実際にどのようなリズム感がロックダンスを踊る上で求められるのでしょうか。
ヒップホップとは少し違うところもあります。
具体的に見ていきましょう!
ロックダンスで大切なリズム感
ロックダンスでは、ファンクミュージックのリズムを身体全体で感じることが大切です。
特に、以下のような感覚が重要になります。
- ・膝を柔らかく使う
- ・身体を上下に弾ませる
- ・音に対してリアクションする
ヒップホップダンスでもリズム感は大切ですが、ロックダンスはさらに「見せるリアクション」が強いジャンルともいえます。
例えば、
- ・驚くような動き
- ・笑顔
- ・大きくてわかりやすい動き
などを踊りに取り入れることも多く、見ている人を楽しませる文化があります。
ロックダンスとヒップホップダンスの違い
ロックダンスとヒップホップダンスは、どちらも人気のストリートダンスですが、リズムの取り方・重心・見せ方に大きな違いがあります。
ロックダンス
🕺
- 一瞬止まる「ロック」
- ・大きなリアクション
- ・ファンクのノリ
- ・観客を楽しませる動き
- ・腕を大きく使う
- ・明るくコミカルな雰囲気
特徴:
「見せる」「楽しませる」ことを強く意識するダンス。
ヒップホップダンス
🎧
- ダウンとアップのリズム
- ・自然なノリ
- ・重心を低く使う
- ・アイソレーション
- ・身体全体でグルーヴを出す
- ・自然体でかっこいい雰囲気
特徴:
音楽に自然に乗る「グルーヴ感」を大切にするダンス。
特に大きな違いは?
ヒップホップダンスは、自然体で音楽に乗るかっこよさが魅力です。
一方でロックダンスは、止め・リアクション・表情を使いながら、見ている人を楽しませることを大切にしています。
また、ロックダンスでは腕を大きく使うことが多いため、肩や胸、腕のアイソレーションも重要になります。
ロックダンスで求められるスキル
ロックダンスでは、以下のような力が求められます。
- ・リズム感
- ・音楽を感じる力
- ・止める技術
- ・体力
- ・表現力
特にロックダンスは「楽しそうに踊ること」がとても重要です。
どれだけ難しい技ができても、楽しそうに見えなければロックダンスらしさが出にくいともいわれています。
また、ロックダンスでは鏡で動きを確認するだけではなく、以下のような部分を研究することも大切です。
- ・表情
- ・リアクション
- ・見せ方
ロックダンスは他のストリートダンスのなかでも、アクロバティック技を使用した動きがないため、未経験の人でも学びやすいといえます。
ロックダンスについてよくある質問
Q. ロックダンスは初心者でも始められますか?
A. はい、始めやすいジャンルといわれています。
ロックダンスは他のストリートダンスと比べてアクロバティックな技が少なく、まずはリズム感や基本ステップから練習していくことが多いため、ダンス未経験の方にも人気があります。
Q. ロックダンスとヒップホップダンスは何が違いますか?
A. ヒップホップダンスは自然なグルーヴ感や重心を低く使う動きが特徴ですが、ロックダンスは「止める」「見せる」「楽しませる」ことを大切にしている点が大きな違いです。
特にロックダンスは、表情やリアクションを大きく使う点も特徴です。
Q. ロックダンスではどんな音楽で踊りますか?
A. 主にファンクミュージックで踊ることが多いです。
明るくノリの良い音楽に合わせて踊ることが多く、最近ではK-POPやアーティスト楽曲の振付にロックダンスの要素が取り入れられていることもあります。
Q. ロックダンスでまず覚える基本の動きは何ですか?
A. 初心者の方は、
- ロック
- ポイント
- トゥエル
- スクービードゥー
などの基本的な動きから練習することが多いです。
特に「ロック」はジャンル名にもなっている代表的な動きのため、最初に練習することが多いです。
Q. ロックダンスはどんな人に向いていますか?
A. 「音楽を楽しみながら踊りたい人」や「表現することが好きな人」に特におすすめです。
また、ロックダンスは笑顔やリアクションも大切なジャンルなので、見ている人を楽しませたい人にも向いています。
まとめ
ロックダンスは、1970年代のアメリカで生まれた歴史あるストリートダンスであり、「Lock(止める)」という特徴的な動きを中心に発展してきたダンスジャンルです。
一瞬ピタッと止まるロックや、指を差すポイント、大きなリアクションなど、見ている人を楽しませるエンターテインメント性の高さが大きな魅力といえるでしょう。
近年ではK-POPやアーティストの振付、SNS、CMなどにもロックダンスの要素が取り入れられており、昔からあるジャンルでありながら今でも多くの人に親しまれています。
ロックダンスは、難しいアクロバット技が少なく、リズム感や表現力を楽しみながら身につけられるため、ダンス初心者の方にも始めやすいジャンルです。
「かっこよく踊りたい」だけではなく、
「見ている人を楽しませたい」
「音楽をもっと身体で感じたい」
という方にも、とてもおすすめのダンスといえるでしょう。
どんな人でも最初はロックの止め方やリズムの取り方に苦戦することがあります。
マンツーマンレッスンだと先生から細かくリズム感や止め方を見てもらうことができるため、グループレッスンよりも上達が早いと言われています。
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