ダンスにはさまざまなジャンルがあります。
その中でも、近年世界中で人気を集めているK-POPダンス。
K-POPグループのMVやステージ、Dance Practiceなどを見ていると、
「どうしてこんなに全員の動きが揃って見えるんだろう?」
「大人数で踊っているのに、バラバラに見えないのはなぜ?」
と感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
同じ振付を複数人でぴったりと踊る「シンクロ」は、K-POPのグループダンスをより魅力的に見せる要素のひとつです。
しかし、シンクロというと「全員が同じタイミングで踊ればいい」と思ってしまいがち。
タイミングが合っているだけでは、必ずしもダンスが揃って見えるとは限りません。
腕や脚の角度、身体の高さ、動きの大きさ、目線、力の入れ方など、細かな部分まで意識することで、グループ全体の統一感は大きく変わります。
そこで今回は、K-POPダンスが揃って見える理由とともに、シンクロ率を高めるために意識したいポイントを詳しく解説します。
「K-POPの完コピをもっと上手に踊りたい!」
「グループで踊ると、なぜかバラバラに見えてしまう……」
という方は、ぜひ練習の参考にしてみてください。
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K-POPダンスのシンクロ率を高める7つのポイント
K-POPダンスをより揃って見せるために意識したいポイントは、大きく分けて次の7つです。
① 動き始めと終わりのタイミングを揃える
② 腕や脚の角度を揃える
③ 重心・身体を落とす高さを揃える
④ 動きの大きさを揃える
⑤ スピード・強弱・止め方を揃える
⑥ 顔の向き・目線を揃える
⑦ フォーメーション・距離感を揃える
このように、「揃える」といっても意識するポイントはタイミングだけではありません。
一つひとつは小さな違いでも、複数人で踊ったときには、その違いが意外と目立つことがあります。
反対に、細かな部分まで共通認識を持って踊ることで、グループ全体が一つになったような統一感を生み出すことができます。
そもそもダンスの「シンクロ」とは?
ダンスにおけるシンクロは、複数人の動きが揃って見える状態を指して使われることがあります。
「同じ振付を覚えている=揃っている」ではない!
たとえば全員が同じタイミングで右腕を上げていたとしても、一人は肩の高さ、一人は頭の高さ、一人は斜め上まで腕を伸ばしていたらどうでしょうか。
タイミング自体は合っていても、全体を見ると少しバラバラに感じるかもしれません。
さらに、膝を曲げる深さや顔の向き、動くスピードなどが異なれば、その差はより大きく見えてきます。
つまりシンクロ率を高めるためには、「いつ動くのか」だけではなく、「どのように動くのか」まで揃えていくことが重要なのです。
① 動き始めと終わりのタイミングを揃えよう
まず意識したいのが、基本となるタイミングです。
同じ振付を踊っていても、一人だけ少し早く動き出したり、逆に少し遅れて止まったりすると、その部分が目立ってしまうことがあります。
ここで注目したいのは、動き始める瞬間だけではありません。
✓ 「どの音で動き始めるのか」
✓ 「どのカウントで形が完成するのか」
✓ 「どこでピタッと止まるのか」
まで全員で共有してみましょう。
特にK-POPの振付では、歌だけでなく、ドラムやベース、効果音など細かな音に合わせて動きがつけられていることもあります。
ただカウントだけを追うのではなく、「この音で腕を出す」「この音で止まる」というように、音楽と動きをセットで覚えることもポイントです。
② 腕や脚の角度を揃えよう
タイミングは合っているのに、なぜか揃って見えない。
そんなときに確認してほしいのが、腕や脚の「角度」です。
たとえば振付の中に腕を斜め上へ伸ばす動きがあった場合、全員が同じ方向へ腕を伸ばしていたとしても、その角度が少しずつ違えばラインは揃って見えません。
✓ 肘は伸ばすのか、少し曲げるのか
✓ 手のひらはどちらを向けるのか
✓ つま先はどちらを向けるのか
✓ 身体をどこまで傾けるのか
といった部分まで確認してみましょう。
特に大人数で踊る場合は、一人ひとりの数センチ、数度の違いが重なることで、全体の印象が大きく変わることがあります。
K-POPのDance Practiceを見るときも、「振付を覚える」だけではなく、メンバーの腕や身体の角度まで観察してみると、新しい発見があるかもしれません。
③ 重心・身体を落とす高さを揃えよう
もうひとつ見落としやすいのが、身体の「高さ」です。
たとえば全員が膝を曲げる振付でも、一人は深く沈み、一人はほとんど膝が曲がっていなければ、同じ振付でも見え方が変わります。
この違いに大きく関係しているのが、重心の位置です。
腰をどのくらい落とすのか、膝をどのくらい曲げるのか、身体をどちらへ乗せるのか。
手足だけではなく身体の中心部分にも注目すると、よりシンクロしやすくなります。
💡 実際のK-POPを観てみよう!
SEVENTEEN「Don’t Wanna Cry」
大人数で踊るK-POPのパフォーマンスを見るときは、振付だけではなく、身体の高さ・腕や上半身の角度・動き出すタイミングにも注目してみましょう!
腕の位置、膝の曲げ方や身体を沈める深さ、上半身の角度などを一緒に観察すると、「揃って見える理由」がより分かりやすくなります。
④ 動きの大きさを揃えよう
同じ振付でも、一人は大きく踊り、一人は小さく踊っていると、グループ全体では揃って見えにくくなることがあります。
「身体からどのくらい離すのか」
「どこまで伸ばすのか」
によって見え方は変わります。
ここで大切なのは、単純に「全員できるだけ大きく踊ればいい」わけではないということです。
振付によっては、あえてコンパクトに動く部分もあれば、大きく身体を使って見せたい部分もあります。
「この振付では、どのくらいの大きさで踊るのか」という基準をグループで共有することが大切です。
⑤ スピード・強弱・止め方まで揃えよう
形が揃っていても、「動きの質」が違うと全体の印象は変わります。
一気に腕を出してピタッと止める。
ゆっくり身体を動かして次の振付へつなげる。
一瞬だけ力を抜いてから、次の音で強くアクセントをつける。
こうしたスピードや強弱も、K-POPダンスを揃えて見せるうえで大切なポイントです。
特に意識したいのが、「止める瞬間」と「ターンの速度」。
全員が最終的に同じ形になっていても、そこへ到達するまでのスピードや止まる瞬間が少しずつ違えば、シンクロ感は弱くなってしまいます。
また、ターンも「全員が同じ方向に一回転する」だけではなく、回転に入るタイミング、身体が通る軌道、回る速度、そして止まる瞬間まで意識してみましょう。
同じ振付でも、一人だけ素早く回って先に正面へ戻っていたり、回転の軌道が大きく異なっていたりすると、その違いが目立つことがあります。
✓ 「ここは一気に動く」
✓ 「この音で完全に止める」
✓ 「ここは力を抜く」
✓ 「ターンはこのカウントで正面に戻る」
というように具体的な基準を共有すると、動きの質まで合わせやすくなり、グループ全体の統一感も高まります。
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⑥ 顔の向き・目線まで合わせよう
振付を合わせるとき、どうしても手足に意識が向きやすくなります。
しかし、意外と全体の印象を左右するのが「顔」と「目線」です。
たとえば全員が右側へ腕を伸ばしているとき、一人だけ正面を見ていたら、その人だけ違って見えることがあります。
✓ 顔はどこまで向けるのか
✓ 目線は正面なのか、指先を見るのか
✓ どのタイミングで顔を切り替えるのか
まで確認してみましょう。
目線まで揃うと、グループ全体のエネルギーが同じ方向へ向かっているように見え、振付の印象がさらに強くなることがあります。
⑦ フォーメーションと距離感を意識しよう
K-POPのグループダンスでは、振付だけでなくフォーメーションも大きな見どころです。
センターが入れ替わったり、列が変化したり、一気に左右へ広がったりと、曲の中でさまざまな移動が行われます。
このとき重要なのが、一人ひとりの立ち位置と距離感です。
振付がどれだけ揃っていても、隣の人との間隔がバラバラだったり、列がずれていたりすると、全体では揃って見えにくくなります。
💡 一人のダンサーだけではなく、「画面全体」を見てみよう!
人と人との間隔や、フォーメーションが変化していく瞬間を見ることで、グループダンスならではの工夫を発見できるでしょう。
シンクロ率を高めるためのおすすめ練習方法
ここまで紹介したポイントを、一度の練習ですべて合わせようとすると大変です。
そこでおすすめなのが、「一つずつテーマを決めて確認する」方法です。
おすすめの練習ステップ
STEP 1 全員で振付をしっかり覚える
↓
STEP 2 カウントでタイミングを合わせる
↓
STEP 3 腕・脚の角度や身体の高さを確認する
↓
STEP 4 強弱・スピード・目線まで確認する
↓
STEP 5 動画を撮って客観的にチェックする
踊っている最中は揃っていると思っていても、動画で客観的に見ると、
「自分だけ腕が低かった!」
「ここで身体を落とすタイミングが少し早い!」
「フォーメーションが思ったよりずれている!」
など、さまざまな発見があります。
K-POPの完コピに挑戦している場合は、本家のDance Practiceと自分たちの動画を見比べてみるのもおすすめです。
ただし、一度にすべてを直そうとする必要はありません。
「今日は腕の角度を揃える」「次は目線を確認する」というように、一回の練習でテーマを一つ決めると、違いにも気づきやすくなります。
「揃える」ことと「自分らしく踊る」ことは別?
シンクロを意識すると、
「全員同じように踊ったら、個性がなくなってしまうのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、「揃えること」と「個性をなくすこと」は同じではありません。
グループとして揃えたいタイミングや角度、フォーメーションなどを共有したうえで、一人ひとりが表情や身体の使い方、音楽の感じ方を深めていくこともできます。
大切なのは、「どこを揃えるのか」を理解すること。
揃える部分を全員で共有できるからこそ、一人ひとりの魅力がより伝わることもあります。
よくある質問
Q1. タイミングは合っているのに、なぜK-POPダンスが揃って見えないのでしょうか?
タイミングが合っていても、腕や脚の角度、身体の高さ、動きの大きさ、目線、スピードや強弱などが異なると、全体ではバラバラに見えることがあります。
「同じカウントで踊れているのに、なぜか揃って見えない」と感じたときは、タイミング以外の部分にも注目してみましょう。
特に、腕の高さや身体を落とす深さ、止まる瞬間などは比較しやすいポイントです。
一度にすべてを直そうとせず、「今日は腕の角度」「次は目線」というように、一つずつ確認していくのがおすすめです。
Q2. ダンス初心者でもシンクロ率を高めることはできますか?
初心者の方でも、ポイントを意識しながら練習することで、少しずつグループ全体の統一感を高めていくことができます。
まずは難しい部分まで細かく揃えようとするのではなく、振付をしっかり覚えたうえで、「動き始めるタイミング」と「止まるタイミング」を合わせるところから始めてみましょう。
慣れてきたら、腕や脚の角度、身体の高さ、目線など、確認するポイントを少しずつ増やしていきます。
大切なのは、最初から完璧に揃えることではなく、全員で「どこを合わせるのか」という共通認識を持ちながら練習することです。
Q3. K-POPダンスのシンクロ練習では、動画を撮ったほうがいいですか?
動画を撮って自分たちのダンスを確認することは、シンクロ練習におすすめの方法のひとつです。
踊っている最中には揃っていると感じていても、動画で客観的に見ることで、
「自分だけ腕の位置が低い」
「ターンから戻るタイミングが少し早い」
「隣の人との距離が広くなっている」
など、踊っているときには気づかなかった違いを発見できることがあります。
K-POPの完コピに挑戦している場合は、本家のDance Practiceと自分たちの動画を見比べながら、「タイミング」「角度」「身体の高さ」「目線」など、一つずつテーマを決めて確認してみるのもおすすめです。
まとめ|細かな部分を揃えるとK-POPダンスはもっと変わる!
K-POPダンスのシンクロ率を高めるためには、ただ同じ振付を覚えて、同じタイミングで踊るだけではありません。
動き始めと終わりのタイミング、腕や脚の角度、身体の高さ、動きの大きさ、スピードや強弱、顔の向きや目線、そしてフォーメーション。
こうした細かなポイントを一つずつ揃えていくことで、グループ全体の統一感は少しずつ高まっていきます。
「すごい!」「揃っている!」だけで終わらせず、
「どうして揃って見えるんだろう?」
という視点で観察してみよう!
腕の角度かもしれません。
身体の高さかもしれません。
全員が同じ音でピタッと止まっているからかもしれません。
その小さな発見を、自分たちのダンスで実際に試してみることが上達への一歩になります。
一人ひとりが上手に踊ることと、全員で揃って見せることは、それぞれ異なる技術です。
K-POPのパフォーマンスを楽しみながら、「揃って見える理由」を研究し、自分たちのダンスにも少しずつ取り入れてみてください!
マンツーマンレッスンでしたら、自分では気付かなかった身体の動かし方の癖まで見てもらえます。
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