ガールズヒップホップという言葉を聞いたことはあっても、「どんなダンスなのか」をはっきり説明できる人は意外と多くありません。
ヒップホップと何が違うのか、どんな動きが特徴なのか、なぜセクシーでかっこよく見えるのか。
この記事では、ガールズヒップホップの正体を、動き・ファッション・音楽・必要なスキルといった視点からわかりやすく解説していきます。
「なんとなく気になる」から「やってみたい」に変わるきっかけになれば幸いです。
それでは行ってみましょう!
ガールズヒップホップとは?
「ガールズヒップホップ」と聞いても、知識が無いとどんなダンスなのか全くイメージが湧かないですよね。
一つ連想できるとすれば「ヒップホップダンスのガールズ版であろう」ということくらいだと思います。
というわけで、まずは「ヒップホップダンスとは何か」を説明していきます。
ヒップホップダンスとは?
ヒップホップダンスとは、1970年代のアメリカ・ニューヨークのストリートカルチャーの中で生まれたダンススタイルです。
DJが流す音楽に合わせて即興で身体を動かすダンススタイルで、ラップ、DJ、グラフィティと並ぶヒップホップ文化の一要素として発展していきました。
地面の上をグルグル回る「ブレイクダンス」もヒップホップダンスの一種です。
スタジオや舞台ではなく、公園や路上、クラブなど日常の空間で自然発生的に広がったことが大きな特徴で、特定の振付師や団体が作ったものではなく、若者たちの遊びや表現の延長として形作られてきたダンスです。
特徴的な動きとしては
・膝を柔らかく使って上下に沈みながらリズムを取るバウンス
・流れの中で一瞬ピタッと止まって音のアクセントを表現する止め、首・肩・胸・腰など身体の一部分だけを動かすアイソレーション
などがあります。
これらは単体の技というより「ヒップホップらしさ」を要素と捉えると理解しやすいです。
ヒップホップダンスかどうかは
・音のキックやスネアに身体が自然に反応しているか
・膝が硬く伸びきらず、軽く曲がった状態で上下に沈めているか
・力を入れ続けず、重さを地面に落とすような動きがあるか
・音に自然に「ノれて」いるように見えるか
こういったポイントで判断する良いです。
これらが揃っていると、シンプルな動きでもヒップホップダンスとして認識されます。
逆に難しい振付を踊っていても、リズムへの反応やグルーヴが弱いとヒップホップには見えにくくなります。
ヒップホップダンスは「どんな技をするか」よりも「どう音に乗っているか」で決まるダンスです。
「ガールズ」の部分の正体
ヒップホップダンスのイメージは大体掴めたでしょうか?
よくテレビでも膝を曲げて上下にリズムを取っていたり、一瞬クッと止まって緩急をつけたりしているダンスを見かけますよね。
あれがヒップホップダンスです。
ガールズヒップホップでは、ヒップホップダンスに「ガールズ」の要素が足されます。
百聞は一見に如かずなので、まずはこちらの動画をご覧ください。
https://youtube.com/shorts/unsE04UiGys?si=VzTAV9ZgybGqtHpF
こちらの動画で頻繁に登場する
「体のラインを強調するような動き」
「胸や腰などをくねらせるような動き」
こういった動きが「ガールズヒップホップ」の「ガールズ」の部分を担う動きです。
非常にセクシーで女性らしいですよね。
こういった動きはよく見るとヒップホップダンスのところで紹介した「アイソレーション」を高度に使いこなした結果出来上がっています。
つまりガールズヒップホップとは「ヒップホップダンスの動きを女性的にアレンジした動き」が取り入れられているダンス、と定義付けることができます。
ガールズヒップホップのファッション
ここまでで、ガールズヒップホップがどんな動きをするダンスなのかは、なんとなくイメージできてきたのではないでしょうか。
しかし、本来ダンスのジャンルというのは、単に踊り方の違いを示すだけのものではなく、そのダンスが生まれた背景や音楽・ファッション・価値観まで含めた「文化そのもの」を表しています。
そこで、ここからはガールズヒップホップのファッションについても解説していきます。
ガールズヒップホップの基本スタイル
ヒップホップダンス全体では、大きめのTシャツやスウェットパンツ、スニーカーなど、ゆったりとしたラフな服装がよく見られます。
ガールズヒップホップでは、そのストリート感をベースに、少し身体のラインが見える要素が加わることが多いです。
例えば
・丈の短いトップス
・ハイウエストのパンツ
・身体にフィットするレギンス
・ショートパンツ
などを取り入れるスタイルです。
これらは単に露出を増やしているのではなく、腰や胸の動き、シルエットの変化を見せやすくするための工夫でもあります。
ガールズヒップホップはアイソレーションや体のラインを使った動きが多いため、ゆったりしすぎた服だと細かいニュアンスが見えにくくなることがあるのです。
普段よりも少し身体ラインに沿った服を選ぶだけで、同じ動きでも見え方が大きく変わります。
ゆるさと女性らしさのバランス
とはいえ、必ずしもタイトな服装でなければならないわけではありません。
オーバーサイズのパーカーにショートパンツを合わせたり、ダボっとしたパンツにコンパクトなトップスを合わせたりと、「ゆるい」と「締まる」を組み合わせるスタイルもよく見られます。
ヒップホップらしいストリート感を残しつつ、どこかに女性らしいシルエットや色味を取り入れるのが、ガールズヒップホップのファッションの特徴と言えます。
キャップやニット帽、チェーンネックレス、フープピアスなどの小物もよく使われますが、これらは技術よりも全体の雰囲気を整える役割が大きいです。
ガールズヒップホップのファッションには「これが正解」という決まりはありません。
動きやすく、自分がかっこいい、かわいいと思える格好であることが何より重要です。
ヒップホップのラフさと、女性らしいシルエットやアクセントが合わさったスタイル。
これがガールズヒップホップのファッション、と考えるとイメージしやすいでしょう。
ガールズヒップホップの音楽的な特徴
ガールズヒップホップで使われる音楽は、「ビートがはっきりしていること」と「リズムに緩急があること」が大きな特徴です。
例えば
Kill Bill / SZA
この曲はテンポが速すぎず、低音のキックがしっかりしているため、腰の動きや止めのポーズが非常に映えます。
音数が多すぎないので、一瞬止まる動きや視線の切り替えといった細かい表現も入れやすく、ゆったりとした中に鋭さを作れるのが特徴です。
次に
Woman / Doja Cat
この曲はパーカッションのリズムが細かく、胸や肩、腰などを部分的に動かすアイソレーションと非常に相性が良い楽曲です。
低音と高音のバランスが良く、強い動きとしなやかな動きを一つの振付の中で行き来しやすいのも特徴です。
そしてK-POPでは
Pink Venom / BLACKPINK
ビートの切れ味が鋭く、サビで一気に音の厚みが増すため、大きな動きと止めのメリハリを作りやすい楽曲です。
曲の中で音の密度が何度も変わるため、クールな雰囲気と華やかな雰囲気を行き来する構成とも相性が良く、発表会やイベントでも頻繁に選ばれます。
これらの楽曲に共通しているのは
・キックやスネアの位置が明確でリズムが取りやすい
・テンポが極端に速すぎない
・音に「間」がありポーズを強調できる
・低音がしっかりしていて重心を落とす動きと相性が良い
といった点です。
ガールズヒップホップの音楽は、特定のジャンル名よりも「踊ったときに身体のラインや止めの動きが綺麗に見えるかどうか」で選ばれる傾向があります。
ビートの力強さと音の余白が同時に存在し、リズムに乗りながら細かな仕草まで見せられる音楽。
これがガールズヒップホップの音楽的な特徴と言えます。
ガールズヒップホップに必要なスキル
ガールズヒップホップは、難しいアクロバットのような技ができなければ踊れないダンスというわけではありません。
しかし、だからといって簡単かと言われると、そうではありません。
ガールズヒップホップらしい妖艶で力強い印象で踊るには、相応のスキルが求められます。
そのスキルとは、一体どんなスキルでしょうか?
1番大切なのはアイソレーション
ガールズヒップホップに必要なスキルとして、まず最も重要なのが「アイソレーション」です。
アイソレーションとは、首だけ、肩だけ、胸だけ、腰だけといったように、身体の一部分だけを独立して動かすテクニックです。
ガールズヒップホップでは、同じ振付を踊っていても、アイソレーションができているかどうかで、見え方が大きく変わります。
振り付けは合っているのに、どこか締まりがなく見えてしまう場合は、ほとんどの場合身体のどこかが一緒に動いてしまっています。
例えば、ガールズヒップホップでよく見る「胸を前に出す動き」一つでも、肩や腰まで一緒に動いてしまうと途端にどこを強調したいのかがぼやけてしまい、セクシーさやカッコ良さが無くなってしまいます。
逆に胸だけがスッと動いていると、それだけでシルエットにメリハリが出て、カッコよく見えるのです。
ガールズヒップホップでは、腰を上下や左右にスライドしたり、胸と腹を波のように動かしたりといった動きが頻繁に登場しますが、こういった動作をカッコよくセクシーに見せるためには、アイソレーションという基本的なスキルが必要なのです。
アイソレーションのコツ
アイソレーションは「強く動かす技術」というより、「他を動かさない技術」に近い感覚です。
大きく動かそうとするほど肩や腰まで一緒に動いてしまい、結果的にシルエットがぼやけやすくなります。
では、どうすれば部分だけを動かせるようになるのでしょうか。
まず意識したいのは、「動かす場所」よりも「止めておく場所」です。
胸を前に出したい場合、胸を押し出そうとするより、肩と腰を止める意識を持った方が成功しやすくなります。
動かしたい部分だけを見るのではなく、周りを固めるイメージに近いです。
次に大切なのが、最初から大きく動かそうとしないことです。
いきなり大きく動かすと、どうしても他の部位がつられてしまいます。
ほんの数センチだけ動かす練習を繰り返す方が、結果的にコントロールは早く身につきます。
鏡を使うのも非常に効果的です。
自分では胸だけを動かしているつもりでも、実際には肩が上下していたり、腰が前に出ていたりすることがよくあります。
鏡で確認すると、「どこが一緒に動いているか」に気付きやすくなります。
また、音に合わせて練習するより、最初は無音でゆっくり動かす方が成功しやすいです。
リズムに乗ろうとすると、どうしても身体全体で反応してしまうため、コントロールの感覚が掴みにくくなります。
アイソレーションは、派手な技ではありませんが、できるようになると見え方が一気に変わる奥義でもあります。
特にガールズヒップホップでは「大きく動ける人」よりも、「必要なところだけを動かせる人」の方が上手く見えるのです。
ガールズヒップホップの始め方
プロのアーティストやダンサーが踊っている「カッコいいけど、難しそうなガールズヒップホップダンス」も、アイソレーションという基礎的なテクニックの積み重ねによって出来上がっているということがわかると、「練習すればできるかも」と思えたのではないでしょうか。
ここからは、ガールズヒップホップが踊れるようになるまでの道筋を解説していきます。
振り付けよりも基礎を優先する
ガールズヒップホップの練習を始める際に、多くの人は早く振付を踊りたいが余り、つい振付から練習してしまいがちですが、まず最初に優先したいのは基礎であるアイソレーションです。
アイソレーションが上手くできていないまま振付に入ってしまうと、動かなくていい部分まで一緒に動かす癖が付き、それがそのまま身体に残ってしまいます。
一度癖として定着すると、後から直そうとしても「どこが一緒に動いているのか分からない」「止めているつもりでも止まらない」といった状態になりやすく、修正に時間がかかるパターンが多いのです。
個人練習では気づきにくい「ズレ」
アイソレーションは、自分一人で練習するよりも、誰かに見てもらった方が上達が早くなります。
自分では胸だけを動かしているつもりでも、実際には肩や腰まで一緒に動いていることがよくあり、このズレは本人では気付きずらかったりします。
鏡を見ても「何となく合っているように見える」ため、そのまま続けた結果、動きの癖だけが積み重なってしまうのです。
だからこそ最初の段階では、振付をたくさん覚えることよりも、基礎を誰かに確認してもらいながら練習できる環境を選ぶ方が結果的に近道になります。
マンツーマンで習えるダンススクールという選択肢
初心者の基礎習得という面で最もオススメなのはマンツーマンレッスンという形式です。
マンツーマン専門のダンススクールであるBambi Dance Schoolでは、ガールズヒップホップのレッスンもマンツーマンで受けることができます。
グループの進行に合わせる必要が無いので、自分の動きの確認に思う存分時間を使えるのが特徴です。
レッスンでは振付を急いで覚えるのではなく、基礎であり奥義でもあるアイソレーションから丁寧に進めていきます。
基礎の段階で動きの精度を整えておくと、後から振付に入ったときの吸収の早さが大きく変わってきます。
基礎を飛ばさずに形にしていきたい人にとって、Bambi Dance Schoolのようなマンツーマン専門の環境は、始めやすく続けやすい選択肢と言えるでしょう。

よくある質問
ガールズヒップホップとヒップホップは何が違いますか?
ベースとなるリズムの取り方やステップは共通していますが、ガールズヒップホップは体のラインや仕草、シルエットの見せ方がより強調される点が特徴です。
同じ動きをしていても、胸や腰の使い方一つで印象が大きく変わります。
ガールズヒップホップはセクシーでないといけませんか?
必ずしもそうではありません。
セクシーさは一つの表現方法に過ぎず、クール寄りやストリート寄りなど、見せ方には幅があります。
体のラインをどう使うかによって印象が変わるジャンルと言えます。
ガールズヒップホップは体が硬くても踊れますか?
問題ありません。
柔軟性よりも、胸や腰などを部分的に動かすコントロールの方が重要になります。
大きく動かすよりも、必要な場所だけを動かせるかどうかが見え方に直結します。
ガールズヒップホップはなぜ同じ振付でも上手く見える人とそうでない人がいるのですか?
多くの場合、その差は「アイソレーション」ができているかどうかにあります。
首だけ、胸だけ、腰だけといった部分的なコントロールができていると、同じ振付でもシルエットにメリハリが生まれ、印象が大きく変わります。
逆に体の複数箇所が同時に動いてしまうと、形は合っていてもどこかぼやけて見えやすくなります。
ガールズヒップホップは独学でも踊れるようになりますか?
可能ではありますが、体の動きのズレは自分では気付きにくい部分でもあります。
基礎を確認しながら進めたい場合は、Bambi Dance Schoolのようにマンツーマンで見てもらえる環境を選ぶ人も多いです。
まとめ
ガールズヒップホップは、難しい技の多さで決まるダンスではなく、身体の使い方や見せ方で印象が大きく変わるジャンルです。
振付をたくさん覚えることよりも、胸や腰といった一部分を丁寧にコントロールできるかどうかが、カッコよさや女性らしさにつながっていきます。
最初は思い通りに動かないこともありますが、基礎を一つずつ積み重ねていけば、見え方は確実に変わっていきます。
ガールズヒップホップは、練習した分だけ身体の表現が増えていくダンスです。
まずは自分の身体がどう動くのかを知ることから始めてみましょう。
一歩踏み出すだけで、見える景色は大きく変わります。
「やってみたい」と思えた今が始めどきです。
ぜひ一度、Bambi Dance Schoolの無料体験レッスンで、ガールズヒップホップの楽しさを体感してみてください。
